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3年経過レポート:サスフロアは“磨耗”ではなく“艶が育つ”床だった

    導入から約3年。台車の走行が多いエレベーターホールにて撮影。
    ステンレス床「サスフロア」を導入いただいてから丸3年。久しぶりに現場を訪れると、 まず目に飛び込んできたのは、壁面や照明が床面にくっきり映り込む“面のまっすぐさ”でした。 ところどころに微細なスリキズはあるものの、それは劣化のサインというより、金属ならではの サテンの表情をつくる“履歴”に見えます。ワックスをかけてごまかす必要がないから、 素材そのものの清潔感がそのまま積み上がっていく——そんな印象を強く持ちました。

    映り込みが教えてくれること

    床に天井のラインがまっすぐ映るかどうかは、意外に確かなバロメータです。 写真の通り、広い廊下でも継ぎ目の段差や捲れが見当たりません。面精度が保たれているからこそ、 清掃直後でなくても“凛”とした印象が出る。これがサスフロアの実力だと感じます。

    衛生・視認性・安全性のバランス

    • 衛生性: 樹脂ワックス不要。汚れが被膜の下に隠れないので、拭けば落ちるシンプルさ。
    • 視認性: 反射によって異物や水滴が見つけやすい。異物混入リスク管理にも向きます。
    • 安全性: 微細なヘアラインが光のギラつきを抑え、必要なグリップを確保。

    3年運用でわかった“運用コストの軽さ”

    サスフロアの良さはダウンタイムが少ないこと。ワックス塗布・剥離の定期作業がないため、 清掃=中性洗剤で拭き上げが基本。結果として、夜間作業や立ち入り制限が最小限で済みます。 設備投資は“買って終わり”ではなく“運用してこそ”。 年数を重ねるほどランニングの差が効いてくる——そんな床材です。

    現場からのコツ(メンテ最小主義)

    1. 日常は中性洗剤+マイクロファイバーで十分。最後は乾拭きで水跡を残さない。
    2. 油汚れはモップを新しいものに替えるだけで歩留まりが上がる。洗剤を足す前に“道具の鮮度”。
    3. 線キズが気になる箇所は、一定方向に軽くならすと目立ちにくい(まずは目立たない場所で試験)。
    4. 台車はウレタン系・大径キャスターが静粛&床に優しい。

    よくあるご質問(3年目の視点で)

    Q. すべりやすくありませんか?

    乾いた状態では適度なグリップがあります。濡れた場合はどの床でもすべりやすくなるため、速やかな拭き取りが基本です。 Q. キズはどう見えますか?

    微細なスリキズは“艶むら”として現れますが、面全体としては落ち着いたサテン感にまとまります。 Q. 騒音は?

    キャスターの材質と径で差が出ます。ウレタン・大径化で静音化しやすいです。

    「床は、建物の“品”をいちばん長く語る部位」——3年目のサスフロアを前に、 そんなことを思いました。化粧で隠さない素の質感が、そのまま企業の清潔感になる。

    まとめ

    3年という期間は、床材にとっては“実力の素顔”が出る頃。 サスフロアは、ワックスに頼らず、素材の清潔感と面精度で空間を支える選択肢でした。 詳しい仕様・サンプル手配・現場確認のご相談は、下記よりお気軽にどうぞ。

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